風が伝える彼の歌
空はどうしてこんなにも
青く続いているのやら
あの日の丘で手に触れた
名も無き花の美しさ
この先に続く世界には
誰かを守るそのために
誰かを傷つけ攻めるよな
この先に続く暮らしには
そんな悲しい繰り返し
どうかありませんように
風はどうしてこんなにも
やさしく頬をなでるのか
あの日の丘で手を振った
かよわき君の愛しさ
この先に生きる人たちよ
誰かを守るそのために
誰かを傷つけ攻めるよな
この先をつくる人たちよ
そんな愚かな繰り返し
どうか起こしませんように
空はどうしてこんなにも
青く続いているのやら